キャパシタを追加してADM7151 DEMOボードとTrident Shunt Regulatorとのノイズを比較してみました。
Tridentには出力に100uF/6.3VのOS Conを追加しました。
Tridentの基準電圧は緑チップLEDです。LPF Capを追加してみましたがノイズに劇的な?変化は見受けられませんでした。
多分にCCS部とオペアンプのノイズが支配的になっていると考えられます。
![20150623_193402_2 20150623_193402_2]()
ADM7151はキャパシタを増やす程、1/f領域を改善できるようなので
写真のように追加してみました。
入力のキャパシタは過渡応答を評価する時のもので今回のノイズ測定には影響しません(バッテリ−駆動)
![Adm7151 Adm7151]()
上記条件でのFFT結果です。
FFT Analyzerの入力には例によって60dbのアンプをかましてありますので
-100dbラインは-160dbになります。
両方ともにナイスなスペクトラムです。
![Fft Fft]()
上記条件でRMS値とp-p値も観測してみました。
すべて同一レンジです。
左が60dbアンプ入力終端ノイズです。
中央がADM7151でスコープでのp-p値はプリアンプのノイズに埋もれてしまうくらい小さいです。
Tridentは比較すると若干多めのノイズとなりました。
スコープの縦軸は5uV/div.
UA-1Sの周波数特性:20Hz〜150KHz
60db Ampの周波数特性:10Hz〜100KHz
写真では見えませんがUA-1Sのレンジは-50db(3mV)レンジです。
60dbアンプを通してありますので読みは3uV Full Scaleになります。
![20150623_184008_2 20150623_184008_2]()
負荷電流は10mAで測定しました。
Let's Enjoy
昨日はLTspiceのセミナーへ。
お土産はポストイットでした。
過渡応答のシミュレーション方法を知りたかったのでとても勉強になりました。
講師は渋谷道雄さんという方で「LTspiceで学ぶ電子回路」の著者でした。
帰りに書泉グランデの秋葉原店によったら[最後の一冊が先ほど売れました]!
CQ出版社コーナーでの立ち読みに夢中で、無為に時間を費やした結果でした。
順序がちがうだろう、と自問しながら帰ってきました。
閑話休題
MACでのLTSpiceは64bitで動作しているので解析が早いとの事。
WINは32bit,マルチスレッド対応。
今回の目的であった
過渡応答のパルスの立ち上がり、立ち下がり時間の設定は100nSが標準との事でした。
データシートの実測環境においてはどうか質問したところ
上記数値が業界標準との事でした。....これが知りたかった!
しかし、すこし疑問が残るので
これについてはおりをみて各メーカに問い合わせしたいと思う。