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Channel: アナログ回路のおもちゃ箱
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80万カウントのプレゼント

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ご愛読有り難うございます。

2018年2月22日午後一時現在のカウント値です。

800000ジャストの方にささやかながらプレゼントを差し上げたいと思います。

800000ジャストの方は

Made in TOKYOの中からお好きなアイテムを一品選んで

カウント値のキャプチャ画面と一緒にプロフィールのメアドに送って下さい。

速攻でプレゼント品をお送りします。

20180222_125933


Analog Discovery_Impedance Analyzer(7)

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前回測定したAnalog Discovery_Impedance Analyzer(6)での

100mHと33mHのSRFが丸みを帯びていました。
ステップ数を200から500にして再測定しましたらピークが見えてきました。
ステップ数を変えたのでOPEN-SHORT校正をやり直しています。

20180222_134730

Analog Discovery_Impedance Analyzer(8)Load First

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Analog Discovery_Impedance Analyzerの回路方式で今まではResistor Firstで実験してきました。

今回はLoad Firstで実験してみました。
100mΩ近辺のノイズが大きい結果となりました。

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20180222_171214

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緑の線はW1の出力でクリップ先端に半田付けしています。

少しですが100mΩ のノイズ低減が出来ましたが体制に影響は無いと思います。

20180222_171107

収集結果に贅沢な注文はつけられません。

なにせ抵抗一本でここまでのデータが採れるのですから!

アンチエイリアシング・フイルタ

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80 万ヒットの応募はありませんでした。

多分に見過ごしてしまったかもしれません.....また企画..?します。

***

久しぶりにトランジスタ技術を購入しました。2月号。

Analog Discovery2 の和訳マニュアルが欲しかった?

記事で興味を持ったのはAnalog Discoveryでのスペクトラム測定時に

アンチエイリアシング・フイルタの必要性の詳述記事が勉強になりました。

Fcが150Hz,1.5KHz,15KHz,150KHzのLPFを用意すると正確に

スペクトラムと雑音測定が出来るそうで

LPFは7次のバターワース特性だそうです。

*

トランジスタ技術 2018年2月号 p.118からの引用↓..↓

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スピーカのインピーダンス測定

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スピーカのインピーダンスを測定してみました。

20180224_101023


設定はResistor Firstで1KΩです。
この辺りのインピーダンスだとOPEN-SHORT補正無しでもほとんど変化は有りません。
公称インピーダンスは400Hzで測定します。7.79Ωでした。

8ohm_sp_impedance

f0は141.7Hzでした。

20180224_100736

この測定方法は入力抵抗が1KΩで

DUTの8Ωに比して十分に高い抵抗値なので電流ドライブと見なせます。

  • 入力抵抗が1KΩなのでスピーカの駆動レベルは非常に少ないという条件になります。

Capacitor Flux Cancellation

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キャパシタを表裏に実装すると

フラックスがキャンセルされインダクタンスが減少する事の確認実験です

最終的には下図のような実装になりました。

チップ電解コンデンサは33uF/10Vです。

20180224_151350

Cカーブは33uFを20個並列接続のデータです。

Dカーブは33uFを基板の表裏に各10個並列接続したデータです。

同じ容量ですが表裏に各10個を配置すると

フラックスがキャンセルされてインダクタンス成分が減少しています。

表題の写真のデータはEカーブになります。

20180224_150957_2

DigiKeyからの贈り物

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DigiKeyから贈り物が届きました。

t=1.6mmのPCBの表裏にmmとinchスケールで

プリント基板設計に重宝しそうなアイテムが満載です。

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アンチエリアシング用 7次 LPF

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「計測のためのフィルタ回路設計」 遠坂 俊昭著

アンチエリアシング用 7次チェビシェフ・フィルタの設計 p.133の設計図を
LTspiceしてみました。
入出力には設計図には記されていないバッファを配置しました。
抵抗はE96を並列接続して設計値に合わせてみました。
7次のフィルタって凄いですね!
キャパシタ誤差0%でのシミュレーション結果はBrick Wall Filterです?

20180227_190118

コーナ部の拡大です。
Cut Off Frequency : 19.92KHz-3db
Ripple : +/-0.3db
リップルをシミュレーションに近づけるためには教本によると
キャパシタの相対精度の合わせ込み次第との事です。
20180227_191255
カットオフ周波数を変えての定数の決定方法を勉強中です。

アンチエリアシング用 7次 LPF(2)

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LPFのカット・オフ周波数とキャパシタから抵抗値を求め

正規化テーブルからBruton変換する表計算をエクセルでつくりました。

20180228_134936

Bruton変換した抵抗値をLTspiceに入力します。
上からChebyshev,Butterworth,Besselの値を入れました。
150Hz、1.5KHz、15KHz、150KHzはキャパシタ値をかえてLTspiceします。
0.22uF,0.022uF,2200pF,220pF

20180228_135027

左から150Hz、1.5KHz、15KHz、150KHzで
縦軸を150Hzに合わしてあります。
150KHzはOPAのGB積が足りないように見えます。

20180228_133731

OPAをLT1057(GBW=5MHz typ.)からLT1122(GBW=13MHz typ.)に変更してみると
Butterworthは7th(-140db/dec)を確保できたようです。

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アンチエイリアシング用 7次 LPF(3)

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カット・オフ周波数(ー3db)ポイントを拡大するとフィルター方式の違いが判ります。

この波形からチェビシェフとバタワースのステップ・レスポンスは
リンギングが生じるであろう事は容易に推測できるとおもいます。
赤:ベッセル
青:バタワース
茶:チェビシェフ
アンチエイリアシング用フィルタはバタワースで組む予定です。
FDNR(Frequency Dependent Negative Resistance)の性能を引き出すには
Cを選別する手間ひまにかかってきそうです。
20180228_164537

アンチエリアシング用 7次 LPF(4)

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前々回の説明と重複する箇所があります。
バターワースで150Hz,1.5KHz,15KHz,150KHzのFDNR 7th LPFをLTspiceします。
***

アンチエリアシング用 FDNR 7次 バタワース LPFの抵抗値を正規化テーブルから求めます。

正規化テーブルは「計測のためのフィルタ回路設計」遠坂 俊昭著著p.127からの引用です。
BRUTON変換した抵抗値はE96(1%)を並列接続して計算値に合わせ込みました。
赤色が計算値と実装値になります。

20180303_104936

実装する抵抗値でLTspiceしてみます。

20180303_105026

キャパシタの誤差を含まないLTspice結果です。
150KHzはGBWの異なるOPA2種で試しています。
GBW=150KHz : LT1057 < 150KHz_2 : LT1122
カット・オフ周波数:150Hz,1.5KHz,15KHz,150KHz
抵抗値は同じ条件でキャパシタをデカード毎に変更しています。
キャパシタ値は上図に記してあります。

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アンチエリアシング用 7次 LPF(5)パターン設計

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アンチエリアシング用 7次 LPFのパターンを設計中で基板サイズは100mmx25mm。

入出力コネクタは BNCですがSMAも実装出来るように変更中。

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Analog Discovery_Impedance Analyzer(9)DE-5000

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随分と前のできごとですがLCRメータDE-5000は内部をいじって壊してしまいました。
今回はそのケースを有効活用する事にしました。
内部には都合の良い事に1MΩ,100KΩ,10KΩ,1KΩ,100Ωの精密なチップ抵抗が実装されていました。
10Ωのみ追加しました。

20180309_193816

この状態でOPEN-SHORT補正を行いました。

ケーシングしているので補正結果は安定していて再現性があります。

20180309_193728

外側が補正後のOPEN-SHORTです。

20180309_212343

ケルビン・クリップも試してみました。

この状態でOPEN-SHORT補正してみました。

20180309_193745

外側が補正後のOPEN-SHORTです。

縦軸は注意して読んで下さい。

20180309_212400

OPEN-SHORT補正も限界はありますので配線はなるべく短い方が良い結果となりました。
OPEN-SHORT補正曲線の内側が測定可能範囲になります。
上記2点の測定結果の条件はRESISTOR FIRSTモードで基準抵抗は1KΩです。

60db Low Noise Amplifier (案)

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60dbの低雑音アンプがあるとAnalog Discoveryは測定器 になります。

AD797 の基本性能を100 %引き出したいと思います。

電源は外部からと内部バッテリーの両方を使えるようにしたいと考えています。

また006Pバッテリーは使い捨てと充電式の両方を使えるような回路です。

充電式は外部電源が供給されると回路動作+蓄電池に20 mAで充電します。

実験しているときは外部電源で50 Hz成分を許容しながらの測定で

最終データはバッテリー・オペレーションで.....という目論見です。

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Ideal Diode Bridge Controller(LT4320)_1

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秋月電子通商扱いは大電力対応です。

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創ったのは小電力対応で面積は約1/4です。

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つづく。


60db Low Noise Amplifier_2(基板設計)

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AD797 Low Noise Amplifier

 組み立てが容易になるようDIP ICとデスクリート部品で設計してみました。

部品面は全面ベタアース仕様とし

ICの配置は信号ライン優先です。

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半田面の電源ラインは可能な限り面積を確保しコーナーはRでまとめました。

20180317_150557

回路構成は

「計測のためのアナログ回路設計」遠坂俊昭著

「第2章 低雑音プリアンプの設計と製作・評価」の記事を参考にしました。

オリジナルは増幅部:NJM5534x2  DC Servo:uPC811という構成で

入力換算電圧密度は5nV/rtHz以下(100Hz~100KHz)  という仕様です。

今回の目標は1nV/rtHz以下としますので AD797 を採用しまました。

コンデンサアレーの実測 (Capacitor Array)

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積層セラミックコンデンサを高密度に両面実装した[無極性]大容量キャパシタ基板です。
22μF25Vを7個(A面4個、B面3個)並列接続したブロックが4組あります。
各ブロックの組み合わせで、さまざまなバリエーションの静電容量を得ることができます。
全ブロックを並列に接続すると、616μF25Vの大容量になります。
という秋月さん扱いの密集実装大容量キャパシタのインピーダンスを測定してみました。
SRFは30KHzで、そのときのESRは4mΩという密集実装MLCCならではの値です。
1000uFを並列接続したときはCカーブは容量が増加した分インピーダンスが減少しています。
インダクタンス領域では1000uFと616uFの中間をなぞっています。
急峻なSRF(Self Resonance Frequency:自己共振周波数)からは容量性から
誘導性に切り替わり位相は急激に反転します。
並列接続したキャパシタに10mΩを直列に接続しました。
SRF点のインピーダンスカーブとともに位相の変化はなだらかになりました。
使用目的よってはあえて抵抗を追加してインピーダンスをコントロールすることは
有用なことだと思います。
20180321_120210
直列抵抗10mΩと100mΩを比較してみました。
当たり前の結果といえばそれまでですが可視化できるとより理解が深まると思います。

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LT4320+GS61008T(GaN)_LTspice

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コメント欄は新しい記事で隠れてしまいます。

Bunpeiさんから頂いたコメントは大変に興味深いものなので備忘録として再掲します。

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最近、InfineonのSiCの整流ダイオードに換えて、GaN FET素子のBody Diode部分を整流ダイオードとしてディジタルオーディオ回路の電源回路に使ってみたところ、顕著な聴感上の音質向上効果を感じることができました。

そのことを、diyAudio ForumにKazuo Ozawaさんと投稿しております。

なぜ音質がよくなったように感じるかの理由は不明ですが、聴感上はノイズが減ったような印象を受けます。

この場合、GとSをそのまま接続して使っているためVf的な電圧が2Vくらいになります。

もしこのLT4320を使ってゲート電圧をかけてやることが可能ならば、そこが改善できると思いましたが、果たしてLT4320はGS61008TのようなGaN E mode トランジスタ(N-type)に対して適用可能なのか、自分では判断がつかず、ご相談させていただく次第です。

Bunpei さんのdiyAudio Forumへの投稿記事

Applying GaN transistor as a replacement of SiC rectifier

Konちゃんの虫眼鏡(Kazuo Ozawaさん)

GaN Transistorをダイオードとして使う

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LT4320のデモ回路で

60Hzを50Hzに、.tran 33mSを40mSに変更しました。

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これを基準に GaNと比較したいと思います。

20180323_113314

Silicone Power MOS FET をGaN Transistor(GS61008T) に変更しました。

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同じような波形でLT4320はGS61008T を駆動できているようです。

20180323_113411

GS61008T のスパイスモデルです(411KB)

「GS61008T-LTspice-Model-.zip」をダウンロード

Ideal Diode Bridge Controller(LT4320)_2

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LT4320はパッケージが3種類あります。

設計した基板はできるだけ小さくしたかったのでパッケージも一番小さいのを採用しました。
秋月さんの扱いは真ん中のパッケージだけだと勘違いしていました。
左のDDパッケージも扱っていましたので急遽購入して組み立ててみました。20180326_171904
久しぶりの0.5mmピッチは少々位置決めに時間を要しました。
MOS_FETはFDS5680(60V,8A,20mΩ)を実装しました。
これは1.27mmピッチなので簡単ですがドレンとソースのパターンはベタアースなので
半田ごての温度を上げてパターンを温めてからICリードにコテを当てました。
小粒ながら必要だと思われる部品はすべて実装しています。

20180326_171136

入力に20Vの直流電圧を印加し、電子負荷で1A流してドロップ電圧を測定したところ

20.0446V(無負荷)から20.0216V(1A)に降下しドロップ電圧は23.8mVでした。

FDS5680のR_DSはV_GS(6V)で25mΩ,V_GS(10V)で20mΩです。

23.8mΩは問題のない測定値だとおもいます。

下の写真は20V,2Aを通電している状態です。

100mW弱しか消費していませんが確認のために3時間ほど通電しました。

発熱は全くありません。

20180326_152313

回路図と基板外形です。

説明で基板は赤色になっていますが領布基板は緑色です。

出力のTVSはバイポーラを使用していますがユニポーラでもOKです。

MOS FETとC1~C4は選択可能です(部品リストを参照してください)

MOS FETは希望する出力電圧と電流から選択してください。

この基板の許容電力は500mW以下です。

入出力ピンはインチピッッチになっています。

TVS,X2YとC1~C4は未実装でも動作に問題はありません。

MKS2とX2Y以外の部品は全て秋月さんで揃えられます。

上記の基板でX2Yを除いた基板を含めた部品代は1.000円位です。

20180326_181724

 

「lt4320_bom.pdf」をダウンロード

A:秋月電子通商

S:千石電商(MKS2)

D:DigiKey(X2Y)

20180326_221544

秋月電子通商扱いのMOS FET で使用可能なものを部品リストにあげました。

基板はSOIC-8ですが部品リストにあげたパッケージも実装可能です。

一箇所のみドレンの金属部がショートしないようにカプトンテープ処理をしてください。

20180326_190052

上記処理をしてRJK0328DPB-01 を実装しました。

注意:実装時は出力に電解コンデンサ(560uF以上)を接続してください。

ピンの接続にコネクタを使用すると接触抵抗で電圧がドロップしますので気をつけてください。

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「LT4320j.pdf」をダウンロード

7ページ目に有意義な情報がありますのでご一読をお願いします。

20180326_192534

領布価格は4枚/1setで600円です。

普通郵便での郵送料は当方負担です。

お支払いは振込手数料が不要なPayPalでお願いいたします。

ご希望の方はプロフィールからメールで

件名を「LT4320PCB購入希望」として

お名前、住所、希望数量を明記していただければ

折り返しPayPalでのお支払いメールをお送りします。

入金を確認でき次第即日発送します。

Vカット基板なので基板端には若干のバリが発生します。

また郵送中にVカットから折れる可能性もあります。

性能に問題はありませんのであらかじめご了承をお願いいたします。

お送りするのは基板のみで紙の媒体は付属しません。

ここに書かれている内容が全てですので理解していただけますようお願いします。

20180326_191257

完成品はお問い合わせください。
また教材として使われる場合は特別単価を提供できますのでお問い合わせください。
アナログ回路のおもちゃ箱

羽澤

Ideal Diode Bridge Controller(LT4320)_3

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MOS FETのオン抵抗の違いによる発熱を調べてみました。

12V_3A出力のトランスをシリーズ接続にして24V_3Aとして
Ideal Diode Bridge Controller基板の入力とします。

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出力は電子負荷で3Aにしました。

20180329_184535

裏がサーマルパッドもSOICパッドにカプトンテープで養生すると実装できます。

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4種類のMOS FET基板です。

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20180329_184853

出力電圧は26.4Vで負荷電流が3Aの温度上昇の結果は

下表のようになりました。

Bは秋月さんの基板に使用されているMOS FETです。

4個使用でMOS FETだけで1.000円になりますが

この基板の放熱で3Aは全く問題ありません。

Aは耐圧が30Vですがオン抵抗は小さいので出力電圧が20V未満の時は

選択の余地は大だと思います。

 Cは出力電流が3A未満の時はコスパが優れて採用できます。

Dも同様に使用できますが温度は上昇します。

20180329_190617

温度測定は30分程通電してから行いました。
もう少し電流を流して様子見をしようと考えましたが
定格3Aのトランスを定格いっぱいで通電していたので.....手が触れない程過熱していました。
*
余談ながら国産には無いこのアリゲータ・クリップは強力です。
今回のように流す電流が大きい場合は重宝します。

20180329_185019

ちょっと古いスペックかもしれません。

これを放熱器に取り付けて同じ条件の3Aを通電してみます。

20180329_202256

あっという間に温度が上昇し放熱器は手で長時間さわれません。

LT4320でのMOS FETブリッジは発熱もトポロジーもCoolでした。。

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